最近髪がまとまらないや、艶が無いなどと悩んで髪の毛をよく見てみると、枝毛があり悲しくなるなんてこと、ありませんか?
わたしは、美容師という職のため自分がマネキンの様でいなくてはいけないと、月に1度(多い時は月に2回)カラーチェンジをしていました。トリートメントは毎回していましたが、修復は追いつかずいつも枝毛や切れ毛に悩まされていました。
枝毛はなぜできるのでしょう?対策はあるのでしょうか?
髪の毛の中には必要な水分が貯蓄されています。この水分を保護するのが「キューティクル」と呼ばれる外壁。髪が傷んでくるとこのキューティクルが剥がれてきます。
外部からの刺激などによって、キューティクルがはがされてしまうと、髪の毛の内部の水分が流出し、髪の毛は裂けやすくなり枝毛となって現れるのです。
キューティクルがはがれると、ダメージを受けたキューティクルから5cmくらいの水分量は、減少してしまいます。ですから、きってもすぐ枝毛になる方は、切ったところも既に乾燥している可能性があります。
主な原因と対策
カラーリングやパーマの回数がおおい
ご存知の無い方が多いと思いますが、カラーリングもパーマも特別なお薬を髪に付けることで、発色したり、癖を付けさせるたりするのです。
その薬剤は1度キューティクルを無理やりこじ開けて浸透させるため、髪の毛に相当なダメージがかかります。
何度も開けたり閉じたりするので、髪にストレスがかかり枝毛になります。
シャンプーの種類を間違えている
使用するシャンプーによっては、強い洗浄剤が含まれておりキューティクルを剥がすものもあります。
一度できてしまった枝毛というものは元に戻すことはできません。
ですがこれからできてしまう枝毛や切れ毛などを防ぐために、髪の傷みの修復作用のある成分が髪の内部まで届くものを選びましょう。
ドライヤーの使い方に注意する
ドライヤーを髪から近い位置であて同じ場所に熱を与えると、キューティクルを剥がしてしまいます。
ドライヤーを髪に近づけすぎると、髪の中の水分を蒸発させてしまうために、枝毛を引き起こす原因となります。
特に毛先に集中してかける方が多いですが、これは間違いです。
毛先は一番ダメージを受けやすい部分。頭皮や根本の方をしっかり乾かすことを心がけてください。
ブラッシング
最近プラスチックのブラシが主流になってきましたが、静電気が起こりキューティクルを痛める原因になります。
ブラシは木製のものを使用して、キューティクルを傷めるのを最小限に抑えましょう。
まとめ
髪を巻いたり、ブラッシングしたり、アレンジしたり…
でも毛先にまとまりが無かったり、引っかかったり、自信が持てないと1日気持ちも落ち込みがちになりますよね。
枝毛になったら、もうそこは死んでいます。
5センチ以上切るしか再生方法はないのです。
そうなる前に自分の髪に対するケアや、扱い方を変えてみましょう。きっと、今より自信が持てますよ。