毎日疲れた体を癒すバスタイムに
シャンプーは自分の好きな香りで、
その後はトリートメント?リンス?コンディショナー?
よく考えたらどれを使ったらいいのか分からない
なんてことありますよね。
それぞれ何が違うのでしょうか?
私も美容師として働くまで知りませんでした。
今回はその違いと役割を詳しくご紹介します。
あなたに合ったものが見つけられるとうれしいです!
シャンプーの後のヘアケアに必要なものとは
h3>トリートメント
トリートメントとは、コルテックスと呼ばれる毛髪の内側部分に栄養を届けるものです。
髪は大きく分けると「メデュラ」「コルテックス」
「キューティクル」の3つの部位があります。
中心の部分がメデュラ、そのまわりにコルテックス、
そして一番外側にあるのがキューティクルです。
キューティクルなどは聞いたことが
あるのではないかと思いますが、
それよりも内側の部分にあるのがコルテックスと言います。
簡単に言えば、髪の内側からダメージを修復するものです。
スキンケアで言えば美容液と同じ役割をしてくれます。
実は髪の毛は根元から3センチ下は、空洞のスカスカな状態です。
そのため艶やハリも無く、キューティクルが開きがちです。
キューティクルは、うろこ状に何枚も重ね合っていて、
紫外線などの外からの攻撃から髪内部を守るバリヤ機能としての役割があります。
キューティクルがキレイに整っていると、艶やハリ、指通りの良い
理想の髪質であると言えるでしょう。
トリートメントはそのキューティクルを整えるために
スカスカの空洞に働きかけて中身を埋めてくれるのものと考えましょう。
時間をかけて髪の内部に浸透していくものなので、髪と同じアミノ酸成分の
トリートメントがお勧めです。
リンスとコンディショナー
リンスとコンディショナーは何が違うのでしょうか。
それは、ほぼ同じでと言えます。
リンスは、髪の一番外側にあるキューティクルを保護する役割があります。
シャンプーで元の状態になった髪の表面を保護します。
熱や紫外線などの外部刺激から髪を守り指通りを良くしたり、
ツヤを出す役割をします。
コンディショナーとの違いを挙げると、リンスよりも髪の表面を整える力が強く、
リンス+保湿効果がプラスされているというような感じです。
トリートメントまでするのがめんどくさいなという日は
シャンプーとコンディショナーで終わらせてもいいでしょう。
トリートメント・リンス・コンディショナーを使用する際のポイントとは
流し方
流しすぎは意味がありません。
流しすぎると逆に質感が硬く感じます。
するんっと毛先がまとまるくらいにしておくとベストです!
使用する部分とは?
髪全体につけるのではありません!
毛先のパサついているところで良いのです。
湯船に浸かると蒸気で蒸されて、キューティクルが開き、
より内部へと成分の浸透を高める事が出来ます。
サロン帰りのような、つるんとして、
サラサラな髪になるのでぜひ試して欲しいです。
根元3センチ付近には添付してはいけません
毛穴付近には皮脂腺と呼ばれる皮脂が排出されるところがあり、
毛先以外につけてしまうとぺたんとなりやすくなってしまいます。
そして、毛穴付近に添付してしまうことで毛穴が詰まり、
かゆみ・抜け毛・薄毛・フケと逆効果に陥ってしまうので注意が必要です。
詰まった毛穴はホームケアでは解消できなくなってしまいます。
お店に行きヘッドスパを何度も何度も受けてやっと治るという、
コストも時間もかかってしまうので気を付けましょう!
まとめ
リンス、コンディショナー、トリートメントの順に髪を
補正する成分の濃度が高まります。
リンスや、コンディショナーは髪表面に薄い膜をはり
補正するので一時的にツルツルにはなりますが
持続性はありません。
そのため、髪内部に働きかけて持続性がある
トリートメントをぜひ取り入れて欲しいです。
一方、リンスやコンディショナーは膜を張る性質から
入れた水分を外に逃がさない役割もしてくれます。
トリートメント、リンス、コンディショナーを
上手く使い分けてお手入れが出来ると良いですね。
髪は爪と同じで生えてきた時点で死んでしまう
死滅細胞と呼ばれるものです。
そのため傷んだ毛は完全に戻ることはありません。
じゃあ、トリートメントをしても意味がないのではないか
とおっしゃる方もいますが、それは違います。
いかにトリートメントなどで成分を補い一時的に
元の状態に戻してあげるかが重要なのです。
しっかり栄養を入れてあげればあげるほど
ロングヘアーでもカラーやパーマをしても
パサパサでまとまらない髪ではない
張りとツヤを保った髪質へと導いてくれるのです。
ぜひ自分に合うトリートメント探してみませんか?
少しでもつるんとした髪質が戻ってくるとケアも楽しくなりますよ!